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4 「プログラム」を立てよう!!

 さて、調べる作業が終わったら、次にゲームの「プログラム作り」をします。
 与えられた時間の中で、いつ、どんなゲームを、どんな順番でやるか、あらかじめ計画を立てる作業です。
 これはとても大切なことで、ゲームが成功するかどうかは「プログラム作り」にかかっている、と言っても言い過ぎではありません。
 それはなぜでしょうか。

 (1) 自信をもってゲームができる
  あらかじめ準備をしておいたほうが、練習ができるし、当日になって慌てたりしなくて済みます。

 (2) 「プログラムのポイント」をしっかり押さえられる
  これは、このあと説明します。

 何回かゲームをする経験をつんで、慣れてきても、ゲームのプログラムを作る習慣をつけておきましょう。


5 プログラム作りの流れ

 では、先ほどふれた「プログラムのポイント」を具体的に挙げながら、ゲームプログラムを作っていきましょう。

◎Point1.「盛り上がりの流れ」
 ゲームが盛り上がってくれば、みんなのテンションも上がり、楽しいゲームの時間になります。
 だから、ゲームをどんどん盛り上げていきたいものです。
 でも、自分の経験で「楽しかった!」と思うものを並べれば、ゲームの時間は盛り上がるでしょうか。

 (図1)

 自分がリーダーじゃなく、参加者としてゲームをやっているときのことを思い出してください。
 最初から、みんなわいわいがやがや盛り上がっていたでしょうか。
 みんなのテンションは高かったでしょうか。
 たまには、最初からみんなのテンションが高い...なんてこともあります。
 だけど、普通は、最初は、みんなの気持ちもほぐれてなくて、テンションも低い状態です。
 周りが初対面の人ばかりだったら、余計にテンションは低いですよね。

 だから、最初はみんなの気持ちをほぐすようなゲームをして、徐々に盛り上げていくようにします
 盛り上がり方は、図にすると(図1)のような感じになります。

 また、「盛り上がり方」は、行事によって変えていかなければなりません。
 例えばキャンプファイヤー。これは、ゲームをしたあと、静かに火を見つめたり、女神様が登場したりすることがあります。
 テンションが高いままゲームを終わらせてしまうと、ざわざわしてしまって、これでは雰囲気もぶち壊しです。
 そこで、キャンプファイヤーの時には(図2)のように、盛り上がったら、徐々に盛り下げていくことがあります。

 (図2)

 ...ということで、「あかじになった」の「な」をふまえて、ゲームの盛り上がり方をどうするか、考えましょう。

◎Point2.「流れにあわせたゲームをあてはめる」
 盛り上がりを考えたら、次に、その流れにあわせたゲームをあてはめていきます。
 今回は、先ほどの(図1)を例に話を進めていこうと思います。
 (図1)は、確認すると、みんなの気持ちをほぐしていって、徐々に盛り上げる流れです。

 まず、最初はみんなの気持ちをほぐすために、「導入ゲーム」をしましょう。
 導入ゲームは、じゃんけんゲームやクイズなど、おもに参加者対リーダーで行うゲームのことを指します。

 「あれ、間違えちゃった!!」
 「なんだぁ、くだらないなぁ、まったく...」

 こうして、みんなのミスをさそったり、笑いをさそったりします。
 そうしているうちに、気持ちがだんだんほぐれて、「よし、ゲームをやるぞ」という雰囲気になってきます。
 だから、導入ゲームは「ゲームの準備体操」とも言うことができます。

 だんだん慣れてきたら、徐々に盛り上がるゲームに入っていきましょう。

 「木の中のリス」「ねずみとねこ」「猛獣狩り」「フルーツバスケット」「城壁を破れ」...

 みんながやってみたいゲームをどんどん挙げて「こうやったら盛り上がるだろう!」と思う順番に並べてみましょう!
 私はこんな風に並べてみました。

ゲーム名 備考
1.グーとパー 導入ゲーム
2.あとだしじゃんけん
3.でんでんむし
4.木の中のリス 盛り上がるゲーム
5.ねずみとねこ
6.フルーツバスケット
7.城壁を破れ
8.牛タンゲーム
(図3)

◎Point3.「体型に気をつける」
 おっと、ここで注意がひとつ。
 並べてみたゲーム(私の場合は(図3))をよく眺めてみてください。
 たとえば、「フルーツバスケット」は円になってゲームをします。
 ところが、次の「城壁を破れ」は、いくつかのグループに分かれて競争をするゲームです。
 そしたら、その次の「牛タンゲーム」は、また円になって遊ぶゲーム。
 この順番でゲームをしたら、流れはぐちゃぐちゃで、形(これを体型といいます)を変えるだけで時間がかかってしまうし、みんなが混乱してしまいます。
 これでは、せっかく楽しいはずのゲームも台無しです。
 だから、体型を何回も変えないように、円のゲームを続けてやるなど、同じ体型のゲームをまとめることが必要です。
 参考に、ゲームにはどんな体型のものがあるか、挙げておきます。

体型図 体型の名前   体型図 体型の名前
リーダー対みんな型
・グーとパー
・あとだしじゃんけん

・でんでんむし
整列・競争型
・城壁を破れ
・リレーゲーム
2?3人組型
・木の中のリス
・山手線の気持ち
・ねずみとねこ
円型
・震源地
・いす取りゲーム
・フルーツバスケット
紅白対抗型
・ステレオゲーム
・はないちもんめ
   
(図4)

 では、同じ体型のゲームをまとめてみましょう。私の場合は、(図5)のようになりました。

ゲーム名 体型 備考
1.グーとパー リーダー対みんな型 導入ゲーム
2.あとだしじゃんけん
3.でんでんむし
4.木の中のリス 2?3人組型 盛り上がるゲーム
5.ねずみとねこ
6.フルーツバスケット 円型
7.牛タンゲーム
8.城壁を破れ 整列・競争型
(図5)

 (図5)のような場合は、「城壁を破れ」をやめて、もうひとつ円型のゲームを加えてもいいかもしれませんね。

 さて、ここまできたら、あと一息です。がんばりましょう。
 今度は、「体型を変える時にはどうしたらいいか」ということを考えます。
 たとえば、[図5]の場合、「でんでんむし」から「木の中のリス」になるとき、体型は「リーダー対みんな」から「2?3人組」に変わります。
 こんなとき、どうやって体型を変えたらいいでしょうか。

 よい方法があります。
 最初は「リーダー対みんな」ではじまって、ゲームが終わる時には「2?3人組」になるゲームを入れればいいのです。
 たとえば、「拍手であつまれ」があてはまります。
 こうした、体型を変えるゲームを間に入れれば、ゲームをしているうちに自然に体型が変わってしまうので、流れが途切れません。
 これを「つなぎのゲーム」と言います。
 つなぎのゲームの良いところを付け加えると、同じ学年や男の子同士・女の子同士でグループを作りがちな子ども達を、ばらばらにすることもできます
 だから、つなぎのゲームは、マスターしておくと良いでしょう。
 さあ、それでは、つなぎのゲームをプログラムに入れてみましょう。私の場合は(図6)のようになりました。

ゲーム名 体型 備考
1.グーとパー リーダー対みんな型 導入ゲーム
2.あとだしじゃんけん
3.でんでんむし
4.拍手であつまれ つなぎのゲーム
5.木の中のリス 2?3人組型 盛り上がるゲーム
6.ねずみとねこ
7.人間進化論 つなぎのゲーム
8.フルーツバスケット 円型
9.牛タンゲーム
10.猛獣狩り つなぎのゲーム
11.城壁を破れ 整列・競争型

 最後に、それぞれのゲームが何分くらいかかるか、考えてみてください。
 それが、与えられた時間で終わるかどうか、無理はないかチェックしましょう。

 さあ、これで完成です!
 どうだったでしょう。うまくできましたか?


★応用編★
 さて、何回かプログラムを作って慣れてきた人は、プログラムにゲームだけじゃなく、ソングゲームレクダンスも入れることにチャレンジしてはいかがでしょう。
 分類や、入れるときのコツをお教えします。

(1) ソングゲーム(あんたがたどこさ、線路は続くよどこまでもetc.)
  いろんな「歌」を使うゲームがあります。
  声を出すことって、緊張感がほぐれたり、気分が盛り上がったりするので、
  内容を考えてプログラムに入れていくと良いでしょう。

(2) レクダンス(ライディーン、ジンギスカンetc.)
  「グループや円でするゲーム」にあてはまります。
  ただ、注意しなきゃならないことがけっこうあるので注意してください。
   ・はじめてそのダンスを行う場合、みんなが覚えるのにかなり時間がかかる
   ・子ども会は、小学校1年生から6年生まで混ざっているから、覚える速さに差がある

  ...これを気にとめながらやることが必要なので、なかなかプログラムに入れるのは難しいです。
  だけど、逆に、レクダンがうまく扱えるようになると、プログラムを作るときに大きな武器になります。

 また、ソングゲームではなくても、クリスマス会で「ジングルベル」を歌うとか、みんなで声を合わせてうたうと、雰囲気が出てきます。
 ぜひ、取り入れてみましょう。


 さあ、プログラムも完成しました。
 次は、当日までの準備と、いよいよ本番を迎えます。